今の記事では、のような順序と手順で絵本制作を進めていくかについて書いています。
創作の背景についてのご参考になれば幸いです。
私は今まで絵本の作り方教室などに通った経験がなく、初めは自己流でスタートしました。その後絵本やストーリーの作り方についての本を読んで自分なりに勉強したり、お世話になった絵本作家の方から教えてもらったりした方法を取り入れていくうちに、現在の手順にまとまっていきました。今はこの方法で作ることが多いな、というものなので、これから色々な方法を試して自分に合った作り方を探っていきたいと思います。
自分に合っている手順はどんなものか、もっと練習が必要なところはどこかなどを、絵本づくりの流れ全体を見渡しながら確かめていきたいと思います。
私の絵本の作り方は、このようなプロセスで進んでいきます。
1.アイデア出しをたくさんする
一つの展開としてまとまっていなくても、印象的な情景、絵として浮かんだイメージ、言葉として浮かんだイメージなど、絵本のパーツになりそうなアイデアを日常生活の中でたくさんストックします。言葉のメモや、スケッチ、写真などでアイデアを蓄えておきます。
2.主人公の設定を決める
主人公決めは早い段階から取りかかります。アイデア出しの時点で主人公像が固まる時もあれば、はじめは仮の主人公像を決めておいて、その後のストーリーや他のキャラクターとのバランスで調整されていく場合もあります。キャラクターデザインはとても大事で、そのキャラクターの性格や特徴のほか、家族構成とか、家族どうしの身長のバランスとか、そういう細かいところまで決めます。そのキャラクターが実際にいるようなリアリティを持たせるためでもあるし、絵を描いていく中で、出てくる他のキャラクターやモノとの大きさのバランスが全部一緒になるようにするためでもあります。
3.アイデアの中から必要なものを選び出し、紙に書き出す
書き出したアイデアを簡潔な言葉にします。エピソードや情景、心情など、そのアイデアの一番大事なところを簡潔に一言で書いていきます。
4.書き出した言葉を組み立て、ストーリーにしていく
これが一番難しくて時間がかかりますが、その分、自分が目指すストーリーの形に順序立って完結するととても達成感があります。
5.11もしくは15場面に割り振る
構成してストーリーの形にしたら、11場面、もしくは15場面に分割します。11か15なのは、絵本は製本の都合上、8の倍数でページ数が決まることが多く、11見開きで24ページの絵本か、15見開きで32ページの絵本になることが多いからです。
この基本に合わせて、ストーリーのどこで場面を区切るか考え、区切り線をつけて11か15にわけます。どこでストーリーを区切っていくかは悩みどころですが、うまく分けられた時は気持ちがいいです!
6.ストーリーボードを作る
一枚の紙で全部の場面が見渡せるように、ストーリーボードにします。ストーリーボードとは、一枚の紙にマンガのコマのような四角がずらっと並んだもので、その四角に絵を書き込んでいって、一枚でその絵本の内容がわかるようにしたものです。
7.ラフカードを作る
小さなカードを用意します。A4のコピー用紙を半分の半分に折って切り、A4の4分の1サイズの紙をたくさん用意します。この紙一枚につき、ストーリーボードの一つのコマ=場面を1見開きとして、場面の概要と簡単な絵の構図を書いていきます。カードの右上には見開き番号を描いていきます。
8.ラフカードを吟味する
先に作ったカードをストーリーの順にみていき、良い構成になっているか確認します。「この場面は少し削って、こちらの場面を膨らませよう」「前の場面と繋がりが悪いから、絵の構図を変えよう」などあったら、見直すカードを抜いたり、新しいカードに新しい案を描いて差し替えたりと調整していきます。こうしてバラバラのカードの状態でチェックすると、手直しが簡単だし、差し替えたい時も古い絵を消しゴムで消したりせずに、新しいカードに書けばいいので効率的です。
9.ラフカードをダミー本にする
⑦でラフカードができたら、カードを絵を内側にして半分に折って重ねていき、本の形にまとめます。隣り合った紙の裏面同士をのり留めしてバラバラにならないようにします。この、絵本の下書き段階のものを絵本の形にしたものをダミー本といいます。
10.ダミー本を吟味する
改めて、この本の形でいくか吟味します。直しが必要なら、⑦からやり直します。テキストも書き入れて、声に出して読んでみてチェックします。
11.下がき
納得いくダミー本ができたら、そのダミーの構図を元に、原寸大の線画下書きをします。
12.本がき
下がきを画用紙や水彩紙など、本がき用の紙にうつしとって、本がきします。
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以上が、私の絵本の作り方です。
アイデア出しはたくさんできるのですが、それをストーリーの形に組み立ていく過程が難しく、練習が必要だなと感じます。キャラクターのモデルは身近なところから見つけます。自分の周りの魅力的な人からヒントをもらい、キャラクターを作り上げ、動かしていくことが多いです。毎日が創作の練習途中ではありますが、より良い作品作りのために常に練習していきたいと思います。
最後に、ストーリーや絵本作りの参考にしている書籍をご紹介します。
ご参考いただければ幸いです。

