昨日開催された第4回絵本フェスにて、モンテッソーリのせいかつえほんシリーズ全5冊を販売させていただきました。
ブースに来てくださったご家族づれがお手にとって読んでくださることがとても嬉しく、胸がいっぱいになりました。
「トイレの絵本を読んで、トイレでできるようになりました」
「いま、この絵本を読んでトイレの練習中です」
など、嬉しいお言葉をいただき、自分たちが作った絵本がこうして実際にご家庭に届き、生活に溶け込んでいるのだということを実感し、とても感動しました。
そしてイベント中、保育補助のお仕事をされているというお客さまから、保育現場での生活絵本の必要性も教えていただきました。それはまさに絵本制作のなかで学んだことと一致すると思ったので、この生活絵本シリーズとこどもの育ちの関係について、書かせていただこうと思います。
著者である北川真理子さんはモンテッソーリ教育の専門家であり、ベテランの保育士・幼稚園教諭でいらっしゃいます。
北川さんは日々お子さんと接する中で、こどもは絵本から身の回りのことを学んでいくことが多いと感じていらっしゃったそうです。
何かを子どもに伝えるとき、お家の人や保育士が言葉などで伝えるよりも、絵本の方がスッと子どもの中に入ることが多いのだとか。
だから、生活絵本が必要!でも、保育現場で、「こういう絵本が欲しい!」と思うような絵本が今までなかった、とのこと。
ただシンプルに、子どもの日常動作とこどもの育ちを見つめた絵本がない!
ないなら、つくろう!
それが、この絵本シリーズが生まれたきっかけです。
シリーズで絵本制作を進めていく際、保育現場からの絵本の感想を伺うこともあったのですが、
「これこれ、こういう絵本が欲しかったんです!今までなかったから!」
というお声がありました。保育現場のかたからそう言っていただけると説得力があり、絵本の持つとても大きな力を感じた瞬間でした。
また先日、保育の講演会に出席し、ある保育園の園長先生からこのようなことを学びました。
子どもは周りの子どもから日常生活はじめ様々なことを吸収して学び、自分を育てていく。それが人間本来の自然な育ちの姿なのだ、と。
そうすると、こどもが絵本から色々なことを身につけていくのもまた、自然なことだと思います。
子どもは周りの子の真似をしますね。
きょうだいの下の子は、上のお兄ちゃんお姉ちゃんの真似を必ずします。
それも、そんなに必死になるの?というくらい一生けんめい真似します。
それは、自分を育てていく方法を生まれ持って知っているからです。
絵本に描かれている子どもの姿からも、同じように様々なことを感じ、取り入れているのだと思います。
そういった子どもの育ちの姿を何より知っている、保育の現場の「これが必要!」から生まれた絵本が、このモンテッソーリのせいかつえほんシリーズです。
シリーズの公式サイトはこちらです。
ぜひ、こちらも合わせてご覧くださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。