私はスケッチが大好きで、外出する時はミニサイズのスケッチブックとシャープペンシル、消しゴムをカバンに入れておいて、目につくものをスケッチしています。
特に好きなのが、子どもの表情を書くこと。
魅力的な表情を目にすると、衝動的にスケッチしてしまいます。
といっても、子供の表情はくるくる変わるので、なかなか手が追いつきません。
そこで活躍するのが写真。
写真をいつも大量に撮っておいて、それを参考に書くことが多いです。
(もちろん、写真に撮るのは身内か友達だけですよ!)
すると、ここで1つ気がついたことが。
それは、泣いている顔や怒っている顔って、なかなかスケッチする機会がない、ということです。
写真を撮る時って大体笑顔とか、機嫌が良いときの表情になるので、泣いている顔や怒っている顔はなかなか残りません。
かといって、泣いてる時や怒っているときにスケッチなんかしはじめたら子どもが気を悪くしそうだし、そういうことをするのは良くないかなあと思っていたのですが。
スケッチしたさのために、ついにその殻を破ってしまいました。
でも、それが結果的に子供にとっても良い方向に行ったかな?と思ったので、書き留めておこうと思います。
先日、7歳の次女が癇癪を起こして大泣きしました。
何がきっかけかは忘れてしまったのですが、確か眠くて不機嫌だったとか、そんなようなことだったと思います。
近所にちょっと出かける用があったので、「一緒に行く?」と声をかけたら、「行く!」「いやだ。やっぱり行かない!」「やっぱり行く!」と泣き叫び、大変にご機嫌斜めな次女。
「行くか行かないかでなんでこんなに不機嫌になれるんだ!もうどっちでもいいよ!」とだんだん私も家族も疲れてきたその時。
あー、それにしても泣いてる顔貴重だなあ、そうだ、スケッチしよう!次女は気を悪くするかもしれないけど、やっちゃえ!
と、思って、その辺にあった小学校からのお知らせの紙の裏にスケッチを始めました。
泣いてる顔なんて、めったにスケッチできないから助かるわあ、
絵本で子どもが泣いてるシーン書くときの参考になるなあ、
と思って、もはや次女をなだめることもなく、
次女の雄叫びにも「あらあら〜そうなんだ〜」と生返事でスケッチに没頭する私。
すると、意外なことに、なんだか次女も落ち着いてきました。
あまりにジロジロ見られてスケッチされるので、恥ずかしそうにエヘへへと笑い始めました。
しばらくしたら、もうすっかり癇癪が収まり、あっけらかんと普段通りに戻ってしまい、「お出かけ、行くー」と言ってニコニコしはじめました。
とここで、はたと気がつきました!
いつも娘が癇癪を起こすとイライラしていたのに、スケッチしてたら全然イライラしませんでした。
むしろ、もうちょっと泣いてくれてもよかったのに、表情の観察できたのにと思えたくらい。
「もういい加減にしなさい!」と叫んでしまうよりずっと後味が良いです。
きっと、スケッチすることで状況をちょっと離れて眺められたのでしょうね。
俯瞰思考とはこのことかと思いました。
いつも子どもにイライラして強い口調になってしまい、後で後悔することを繰り返していた私にとって、とても驚きの出来事で、こんなふうに対応できた私ナイスじゃないか!と嬉しくなりました。
私が落ち着いていたことで、次女もだんだん落ち着いてきたのかもしれません。
こんなふうに、スケッチにはとっても心に良い作用があると思います。
瞑想に少し似てるかもしれません。
瞑想する時は、まず呼吸に意識を向けて、次第にいろいろな思考を手放して静かな状態になっていくと思うのですが、スケッチだと、まず対象を見て描くことだけを考えているうちに、余計な思考が消えてスッキリする感じがします。
楽しくて心癒され、メンタルケアにも良いスケッチ、これからもどんどんやっていきたいと思います。

